- ARMORED CORE MASTER OF ARENA - Corporal's Report [Revised Edition]
本レポートはPSAC・マスターオブアリーナ(以降MAと表現)の隠しパラメータや射撃特性、機体挙動などの解析および調査・検証できたものについて報告し、それぞれの仕様や性能にもとづいた各パーツ特性や性能について考察・解説します。初代及びPPについてはMAで仕様変更やパラメータ変更された部分があるのでサポートしていません。
<<索引>>
A1_機体性能ベーシック編
アセンで決定される運動性能や補助性能の算出方法などについて。
A2_被弾安定マニアック編
被弾時の安定性や硬直処理の算出方法、被弾衝撃挙動に関わる仕様などについて。
A3_運動特性マニアック編
アセンによって変化する運動性能の扱いや、各脚部固有の運動特性などについて。
A4_運動特性ディープ編
ACにおける慣性の法則と限界速度の仕様などについて。
B1_武器性能ベーシック編
各武器の隠しパラメータやFCS性能の解説、及び拡散系武器の有効射程距離実測値、火力ランキングや爆風攻撃力などについて。
B2_射撃特性マニアック編
各射撃武器カテゴリごとの射撃システムとその基本的な性質について。
B3_斬撃挙動ディープ編
ブレードホーミング挙動原理、脚部カテゴリ別の空中ブレード判定形状マップ、斬撃にかかわる仕様などについて。
B4_射撃特性ディープ編
射撃システムの構造と命中率に関わる要素の解説、サイトギャップ、狭角射撃と広角回避、手動補正射撃、固めと固め抜けなどについて。
<<オマケ(※筆者の主観による解説を多く含みます)>>
EX1_機動戦力エクストラ編
各脚部の特性と隠しパラメータや仕様に焦点をあてたアセンや戦術の可能性の考察。
EX2_火器戦力エクストラ編
各武器の特性と隠しパラメータや仕様に焦点をあてたアセンや戦術の可能性の考察。
EXC_PSAC裏話編
解析課程で判明した仕様にまつわる裏話(?)的なレポートの吹き溜まり。軸理論、2P補正、リロキャン、対戦ルール考など。
本レポートは当サイトの「初代アーマードコア用語集(Byかんぴょ〜氏)」に準じて制作しています。用語や略語、スラング等わからない単語はそちらを参照して下さい。
なお本レポートの編集・改変・転載・引用・二次的利用および当該著作物に含まれるあらゆる権利について、かんぴょ〜氏に著作者と同等の権利があることを確認いたします。またもともと解析調査のためのアイデア等は当該サイトをベースにしています。本レポート作成にあたって多大なる情報の提供と、その公開を快く引き受けていただいたことを深く御礼申し上げます。外部等へ引用・転載を希望する場合には当サイト管理人の許可・条件等を確認して下さい。
なお、アーマードコアのゲームプログラムや仕様等の知的財産に関わる権利は株式会社フロム・ソフトウェアに帰属します。
<<免責他>>
本レポートはACMAに限定した解析・調査レポートです。このため初代ACおよびPPについてはサポートしていませんのでご了承下さい。また強化人間および基準違反機体についての解説は含みません。それらは運動性能・補助性能の算出などで正常のアセンとは異る方法を用いている場合があり、通常アセンとは異る例外適用の挙動などもあるので注意して下さい。
本レポートはアセンや戦術に重要と思われる仕様解析・検証調査をベースにしています。内容はその他に掲示板やインターネットサイト等で解説・議論・噂されているものの検証調査、あるいは解析調査時に疑問が生じたものも扱っていますが全てをカバーしているわけではありません。また解析及びレポート制作にかなり長期間にわたって加筆編集をくりかえしたため記述に矛盾があったり、解説の重複や意味不明な表現の羅列があるかもしれません。なお、各武器やカテゴリ名などは内部ID名や同様の特性のものをまとめてゲーム中の名称を用いていますが、実際の兵器の構造等の違いをツッコミまれてもイカンともできません。また、解説のために便宜的に命名しているものも多々ありますが元々別の名称で呼ばれているものもあるかもしれませんので呼びたいように呼んで下さい。たいていの固有名称は初代アーマードコア用語集に準じています。なおLC脚部の呼称としてゲーム中や攻略本等で用いられている名称は登録商標であるため本レポートではタンク(無限軌道タンク、ホバータンク)と表現しています。
本レポートの内容は解析・調査・検証によって得られた結果を掲載しているもので、一部に通説や既成概念と異なる解説があるかもしれませんが確立された戦術等を否定するものではありませんので御了承下さい。
一部解説しづらい部分は具体的な戦術や例を挙げて説明していますが、戦術論ではなくあくまでもパラメータや仕様の考え方の参考として理解してください。やや細かい解説にまで踏み込んでいる部分もありますが筆者はこのレポート製作時には通信対戦ができる環境になく、対人戦経験も乏しいため特に戦術的な例において実践的戦術とは解離している場合もあると思いますので御了承下さい。
なお、プログラムそのものを解析しているわけではありません。処理がよく判らない部分については考察のもと多角的に再現・検証し、関わっていると特定できたパラメータや処理データ等の推移から結果と再現性を確認しつつ、そうなる原因として矛盾の生じない説明という形で解説しているものもあります。しかし観測される現象について複数の要素がからみあった結果そのような状況が再現するというものが結構あり、他にも発見していない要素がからんでいる可能性を否定できない点はご容赦ください。また操作関係の解説は基本的に筆者のキーアサインと手動操作(ポーズボタンは利用)による検証ですので若干癖がでるような部分もあるかもしれません(動作は内容によって処理される過程が異なるため1f単位でデータに介入すると通常操作では不可能な現象が起こることがあるので解析以外は基本手動操作での検証です)。
また本レポートも何度か新ネタ発掘で解説を追加・修正してきた経緯がありますが(特に固め・固め抜け関連と腕武装の手動補正射撃の発覚時に全体的に修正を加えて改訂版に)、ACは思いつきで仕様の隙間を探ってみるたびになにかしら使えそうなものが発掘されるのでキリがなく、仕様やそのウラを応用した実戦的技術も多数存在することから未だ発見されていない要素や応用技などが人知れず眠っている可能性が高いと思われますので探してみるのも面白いかもしれません。またそれも念頭に通常あまり意味のなさそうな仕様まで細かく解説していますのでご了承ください。
文責:経津 (2009)(2011改訂)